【NWほぼ30周年】サエキけんぞうからみなさまへ

Category : NEWS, ニューウェイヴほぼ30周年

30年ちょっと、たちました。ピコピコから。
1980年当時は、カセット・ウォークマンができたてだったり、
銀行のキャッシュディスペンサーが使われ始めたり、
家庭用ビデオはまだこれからだったりという、そんなローテクな世の中でした。

今では、ネットでライブを予約し、スカイプで海外の人と会話という世の中。
そんな日常で、ニューウェイヴの曲を聴き直してみたら、
信じられないくらい最高なんです。
「美術館で会った人だろ」とか
「そうすれば少しは気がおさまるの」(ジェニーはご機嫌ななめ)
とか「玉姫様乱心」とか、
そうした詩がガンガン耳に飛び込んでくる。
そう、まず歌詞からしてニューウェイヴは最高!なのです。

それにサウンド。
プラスチックスの「COPY」や、ヒカシューの「20世紀の終わりに」といった曲は、
今回のリマスタリングでとても音がよくなりました。
もちろん当時の音も良いのですが、
マスタリングやカッティングの機材は今ほど充実していませんでした。
そのため驚くほどリマスタリングの効果があったのです。
だから、今回作ったコンピレーション『KINGソングス of ニューウェイヴ』は
ぜひ、聴いていただきたいのです。
ニューウェイヴの認識が変わること請け合いです。

おそらく、当時やっていた「実験」は、
21世紀の今聴くのにちょうどいいような内容だったのかもしれません。
その証拠に、今の音で作った『初音ミクsingsニューウェイヴ』の素晴らしさもハンパないです。

どちらも良いのです。
ニューウェイヴは、当時のアナログシンセで聴いてよし(当たり前)、
そしてすべてがデジタル化された初音ミクの歌で聴いてもよし。
初音ミクの歌によってまた違う方向性が開拓された感じがしますが、
それは「人工」について考え抜いていた、
当時の「未来型楽曲」が可能にしたものなのです。

今回はこの2枚の他にもたくさんの作品がリリースされます。
バンドとしての可能性が無限大にあった「チャクラ」の2枚も
本当に良い音になって真価を発揮しています。
どちらも聴きごたえのあるボーナストラック5曲と一緒です。
野宮真貴のポータブルロック「ビギニングス」も、相当に音が良くなりました。
こちらも未発表曲や貴重曲をふくんでます。
こうした当時の曲は、ヴィンテージの素晴らしい輝きを出していますが、
今、現在の若者にも素晴らしいバンドがあります。
Boogie the マッハモータース です。
今回、戸川純「玉姫様」のミキサーで実質上のプロデューサー格であった
飯尾芳史氏がプロデュースを担当、
YMOからヒップホップ、そしてミクスチャーロックまでを駆け抜ける
素晴らしいサウンドが生まれました。
その未来志向はまさにニューウェイヴです。
ぜひ、こちらも耳でお確かめください!!
それでは、合い言葉は「ほぼ!30周年!ニューウェイヴ!」
わんわん!

サエキけんぞう

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